暑い季節になると食卓に登場することが多いそうめん。冷たくてさっぱりとした食感が暑さを忘れさせてくれますよね。しかしその一方で、そうめんを食べたあとに気持ち悪くなる、胸やけを感じるという経験をしたことはありませんか？
一見、体に負担をかけていそうにないそうめんですが、実は食べ方や体質によっては思わぬトラブルを引き起こすこともあるのです。
本稿では、そうめんを食べて気持ち悪くなる理由を7つピックアップしてご紹介します。
中には「え、それって思い当たる！」というものもあるかもしれません。胸やけの原因が麺の油分だとしたら、どのように対策すればよいのでしょうか。症状を軽減するための工夫方法もあわせて解説しています。次にそうめんを食べる際は、ぜひ参考にしてみてください。
そうめんで気持ち悪くなる理由7選を解説！
夏の風物詩と言えば、冷たくてさっぱりとしたそうめんですよね。しかし、食べた後に気持ちが悪くなることがあります。それはなぜでしょうか。今回は、その原因を7つピックアップし、解説して参ります。
①のどごしがよくつい食べすぎてしまうから
そうめんの魅力といえば、滑らかなのどごしの良さです。そのため、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。しかし、胃に入れる食物の量が多すぎると、胃は過負荷となり、気持ちが悪くなることは少なくありません。
②水を一緒に吸い上げ胃が膨らむから
そうめんは湯切り後、水で洗って冷やすことが一般的ですが、その際に麺が水分を吸いすぎると、食べる際に一緒に水も胃に入り、胃が膨らむことがあります。それにより、胃が満腹状態となり、気持ちが悪くなることもあります。
③噛まずに食べてしまっているから
そうめんは細いので、ついつい噛まずにすすり込んでしまうこともあります。そのため、胃がそのままの状態で消化しきれず、吸収が悪くなる結果、気持ちが悪くなることがあります。
④つゆが体に合わないから
そうめんに使う出汁や調味料が、体と相性が悪いケースも存在します。特にアレルギーや体質で某成分に強い反応を見せる場合、気持ちが悪くなることもあります。
⑤つゆが濃すぎて胃に負担をかけたから
味付けが濃いつゆは、非常においしく感じますが、それが胃にとっては大きな負担となります。塩分や醤油の過剰摂取は胃を刺激し、気持ち悪さを引き起こすことがあります。
⑥逆流性食道炎の可能性も
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することによって食道が炎症を起こす病気です。前述したように、食べ過ぎや濃いつゆにより胃が過剰に刺激されると、この症状が引き起こされやすくなります。
⑦麺に油分が残っているから
そうめんを製造する過程で、麺がくっつかないように油を塗ることがあります。その油が体質に合わず、または過剰摂取により胃が不快な状態になることもあります。
胸やけの原因は揉み洗いが不十分だからかも
上記のそうめんを食べて気持ち悪くなる理由として、締めくくりに「麺の揉み洗いが不十分だからかも」という点を挙げました。確かに、その一理あります。
揉み洗い不足は、余分な油分を残し、気分を悪くする可能性があります。正確にいうと、洗い不足による油分の残存が胃を刺激し、胸やけを引き起こします。
熱湯で湯がき、その後冷水でさらし、2回ほど揉み洗いする。そうすれば、こういった胃の不調を防ぐことが可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここまで、そうめんで気持ち悪くなる理由を見てきました。食べ過ぎやつゆの濃さ、そして麺の揉み洗いの不足など、さまざまな要素が絡んでいます。
これらを踏まえ、適量のそうめんをおいしく、そして健康的に食べていきたいですね。次回からは、節度ある食事を心掛けて、夏の風物詩であるそうめんを楽しみましょう。