料理に面倒はつきもの。ですが、料理にも楽しいポイントや負担を減らすコツがあります♪皆さんの中にある、せっかくの「料理をしよう」という気持ち。この思いが少しでもあれば、面倒を克服するまでの道のりはそう遠くないはずです。
私自身も面倒さを感じることがありますが、色々な工夫をしながらの料理は毎日の楽しみです。今まで料理を続けてきた中での気づきが皆さまのお役に立てばと思い、今回は料理の面倒さを克服する5つの方法をご紹介します。また記事後半の「できない女性で料理が苦手でも作れる食事」についても必見です。本記事を読んだ皆さまの食卓が、よりたくさんの美味しいで溢れますように!
料理が面倒くさい主婦は多数!
博報堂生活総研が行なった調査によると、「あなたの食生活にあてはまるものを教えてください。」という質問に「料理を作ることが好き」と答えた人の割合は、女性で35.4%だということ(※1)。半数以上の女性にとって、料理は好きなものではないということが分かります。家族を持つ主婦さんたちの中にも、料理に良いイメージを持っていないという方は多いのではないでしょうか。
また、『カカクやすく、クラシおいしく。』のキャッチコピーでおなじみの西友が行なった調査によると、料理をする際に負担に感じることは『1位:献立を考えること 2位:後片付けが面倒であること 3位:買い物に行くこと』となっています(※2)。そう、料理って、ただ肉と野菜を炒めるだけじゃないんですよね。メニュー決めから買い出し、野菜を切って調理、そして極め付けの皿洗い。料理とは非常に工程が複雑なものであり、これを面倒くさいと感じるのはごく自然なことです。
※1 引用元:博報堂生活総研「生活定点」調査(2022年実施)
※2 引用元:株式会社 西友 料理に関するアンケート(2020年実施)
料理の面倒さを克服する5つの方法!
そんな料理の面倒さを克服する方法を早速紹介いたします。皆さんの毎日の面倒が、少しずつ「楽しい」に変わるきっかけになりますように……♪それでは、どうぞ!
方法① 美味しい食材をシンプルに調理する
元が美味しい食材は、コツを抑えてシンプルに調理するだけで驚くほど美味しくなります。例えば、今が旬のカリフラワー。新鮮なものを選び、食感を楽しむために茹で時間は1分ほどにして、マヨネーズをつけて食べると……。甘くて美味し〜〜い!!あるいは、精肉店のお肉を美味しそうな焼き色をつけて旨み成分を作り出してから、市販の焼肉のタレを絡めれば……。「ああ、生きててよかった。」コロッケやロールキャベツなど、手のかかるものだけが料理ではありません。美味しければ、何だっていいんです。
素材の持つ美味しさを最大限に引き出すためには、食材ごとのポイントを抑えて調理する必要があります。上記の例で言うと、カリフラワーは短めに茹でて食感を残す、お肉を焼くときは旨みのもとになる焼き色をつけるといったことです。ネットで「カリフラワー 美味しく茹でるコツ」などと検索すると、簡単に調理ポイントを知ることができます。少ない工程で美味しいものが食べられた経験が重なっていくと、料理は面倒だというイメージが少しずつ薄れていくんです。中でも、旬の素材が持つ美味しさは格別なので、是非スーパーで安く手に入れてシンプル調理を試してみてください♪
方法② 調理器具やお皿を気に入ったものにする
私は、木のまな板で野菜を切るのがとても好きです。厚さ2cm程のヒノキでできたまな板で、野菜を切るときの「トントン」という音が優しく、そして、プラスチック製のものと比べて包丁が柔らかく当たります。また、木でできた製品には独特のぬくもりがありますよね。そのおかげでキッチンが温かい雰囲気になり、非常に気に入っています。(カビについてですが、使用後によく洗い、毎回しっかり乾かすことで、2年半経った今もほとんど無傷です。)
まな板以外にも、鍋やフライパン、調理ヘラや菜箸など、デザインが気に入った調理器具を使うことで、キッチンに立った時に気分が上がります。また、素敵なお皿を新調してみるのもおすすめです。素敵な器があると、「これに何盛り付けようかな?」と、作る前からワクワクを感じられる……のですが、皆さまはいかがでしょうか。「いや、ワクワクはしないわ」という方は、料理の見栄えは盛り付ける器によって全く変わってくるので、料理と器の相性について考えてみるのも面白いかもしれません。
方法③ 食材を五感で楽しむ
料理が好きな理由の一つに、野菜の色の美しさや匂いを楽しめるからというのがあります。例えば、長ネギを切る時、青い部分と白い部分の間のグラデーションを見るのが好きです。緑から黄緑、そして真っ白に移っていくあの美しさ……。自然の持つ美しさに畏敬の念すら抱きます。あるいは、人参はビビッドなビタミンカラーで、見ているだけで元気が出たり。ニンニクは、刻んだ時の食欲をそそる香りでノックアウト。このように、調理中の食材を五感で味わうという楽しみ方もございます。
「このひと変態系?」と思われた方、それは全く構わないのですが、料理の過程に小さな楽しみを見つけていくと少しずつ「料理も悪いことばかりじゃない」と感じられるかと思い、紹介させていただきました。悪しからず。
方法④ 3日分の献立を決めて買い物に出かける
3日程度の献立を事前に決めて、追加で買い足す必要がある食材をリストアップしてから買い物に行くと、スーパーへ行く頻度が週に2〜3回で済みます。また、向こう3日分の献立が決まっているので、「今日の夕飯何にしよう……」と毎日悩む必要がないところもおすすめポイントです。
3日分の献立を考える際は、冷蔵庫にある食材を軸に考えていくのがおすすめです。例えばキャベツが残っていたとします。この場合はネットで「キャベツを使った料理」などと検索し、美味しそうだと感じた料理を献立リストに加えましょう。または、キャベツと人参が残っていた場合、「キャベツ 人参 レシピ」などと検索すると、これらの野菜を使って豚肉の味噌炒めやコールスローが作れることが分かります。検索の際は、検索結果を「画像」タブで表示して美味しそうな料理を視覚的に選ぶのがおすすめです。
方法⑤ 料理の途中でこまめに洗い物をする
美味しい料理が出来上がって、最後にどっちゃり洗い物が溜まっているシンクを見ると……。つい目を背けたくなりますよね。料理後の負担を減らすために、料理の最中にこまめに洗い物をするのがおすすめです。例えば、何かを茹でるためのお湯を沸かしている最中に、使い終わったまな板と包丁を洗ってしまう。あるいは、何かを煮込んでいる間に、使い終わったボウルやヘラを洗ってしまう。このようにしていくと、料理が完成した際にはシンクがかなり片付いています。
さらに、盛り付けが終わって空になったフライパン・鍋にも楽々ポイントがあるんです。食べ始める前にフライパン・鍋の油を拭き取り、シンクで水に浸しておきましょう。こうすると、食べている最中に汚れが浮き、食べ終わった後すぐに洗うことができます。個人的には、食べ終わってから時間が空くほど洗い物が億劫になるので、同じタイプの方にはおすすめの方法です!
料理が苦手な人でも作れるレシピとは?
方法①のシンプル調理法を用いて、上述のカリフラワーと豚肉を使ったレシピを2つご紹介します。どちらも簡単で、料理が苦手な人でも作れるレシピです。ぜひ作ってみてくださいね!
カリフラワーとミニトマトの大満足サラダ
〜材料〜
・カリフラワー
・ミニトマト
・ごまドレッシング&マヨネーズ
〜作り方〜
1.カリフラワーを小房に切る(※1)
2.沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れ、カリフラワーを1分間茹でる
3.市販のキャベツミックス、茹でたカリフラワー、ミニトマトを器に盛り、全体にごまドレッシングをかける。カリフラワーの部分にはマヨネーズを添える
ごまドレッシングの甘みとミニトマトの酸味、そしてカリフラワーのコリコリ食感が合わさって、最高のごちそうサラダです♪
※1 カリフラワーは1房分すべて茹でてしまい、サラダで余った分はタッパーに入れて冷蔵庫に保管し、別日にマヨネーズ等を添えて副菜として食べるのがおすすめです。
焼肉のたれで絶品肉丼(2人分)
〜材料〜
・豚こま肉 300g
・万能ネギ
・市販の焼肉のたれ 大さじ4
〜作り方〜
1.万能ネギを小口切りにする(※1)
2.豚こま肉300gを一口大に切り(※2)、フライパンに小さじ1の油を熱して焼く。ポイントは、美味しそうな焼き色がつくまでひっくり返さずに待つこと。焼き色がついたら、ひっくり返して裏面も焼き色がつくまで焼く
3.肉全体にしっかり火が通ったのを確認したら、焼肉のタレを回し入れ、肉とよく絡めて火を止める
深めの器に炊きたてのご飯をお好きなだけよそい、熱々の焼肉を乗せて、万能ネギをトッピングしたら絶品焼肉丼の完成!
※1 量は、だいたい片手に乗るくらい。ネギ好きかどうかで調整してください。
※2 面倒だったらそのままでも。少し大きいですが出来上がってしまえば結局美味しいです。
料理のできない女が克服するのは楽しむこと!
「料理のできない女」という自己認識を克服するには、少しずつでも料理を楽しむ工夫をすることが一番の近道だと私は考えます。面倒なものも少しずつ楽しいポイントが重なっていけば、「好き」まではいかなくとも「まぁやってもいいかな」程度になると考えているからです。
実際、自分にとっての掃除がそれでした。私はかつて掃除が面倒で大の苦手でしたが、掃除が大好きだという方のブログを見て「掃除にも楽しいと思えるポイントがあるのか」と驚き、少しずつ取り組んでいったところ、今では「まぁ割と好きかも」くらいに格上げされ、家が綺麗に保たれています。この経験と同様に、皆さまがキッチンに向かうのを本記事が後押しできれば大変嬉しいです。
まとめ
今回は「料理の面倒さを克服する5つの方法!できない女が苦手でも作れる食事は?」について紹介しました。多くの女性が面倒だと感じる料理ですが、調理方法をシンプルにしたり、調理器具をお気に入りのもので揃えたり、あるいは献立をまとめて決めたりと、是非お好きなものを試してみてくださいね。また、料理が苦手な方にもおすすめなカリフラワーのサラダと焼肉丼もどうぞ挑戦してみてください。応援しております!