キャベツがそのまま小さくなったような見た目の芽キャベツは、ひと口サイズで見た目もコロコロしててかわいいですよね。そんな芽キャベツですが、一般的に売られているのは緑の丸い玉の部分ですが、実は葉っぱも食べられることはあまり知られていません。
この記事では、芽キャベツはどこまで食べられるのか?葉っぱの栄養や美味しい食べ方をご紹介します。もし芽キャベツを一株まるまるいただいた、ということがあった時のために、葉っぱ部分の使い道について知っていただければと思います。
芽キャベツはどこまで食べれる?
そもそも芽キャベツとキャベツは異なる野菜でして、芽キャベツは一株から伸びた茎の側面に、「わき芽」というものが結球したものです。キャベツが一株に一つ実るのに対して、芽キャベツは一株から50~60個程度が鈴のような見た目をして実ります。そして一般的に流通しているのはその結球した玉の部分ですが、実は茎に生えている葉っぱも食べられるんです!
芽キャベツの葉っぱは、栽培の工程で「葉かき」と言って、結球した芽キャベツの邪魔にならないように取り除いてしまうのですが、汚れていたり虫食いされていなければ、基本的には食べられます。なんでしたら茎も食べられるので、芽キャベツは丸い玉以外にも、葉っぱや茎まで食べられる野菜なんです!
芽キャベツの葉っぱの栄養
キャベツに比べたらすごく小さい芽キャベツですが、侮ってはいけません。実はキャベツよりも栄養価が高いんです!100gあたりの栄養素をキャベツと比較すると、食物繊維は約3倍、ビタミンCは約4倍、ビタミンB2は約7倍、βカロテンは約14倍も含まれています。
それだけでなく、芽キャベツには女性には嬉しい栄養素が豊富です。ビタミンCは疲労回復や抗酸化作用、アンチエイジングに効果を発揮しますし、野菜の中でもトップクラスと言われている葉酸は、血液を作り出してくれる効果があるので、貧血予防になります。むくみ改善に役立つカリウムも含まれており、食物繊維も豊富なことから、ダイエットにも効果発揮です。
また、芽キャベツを含むアブラナ科の植物に共通して含まれているイソチオシアネートという成分に注目して頂きたいです。このイソチオシアネートはガン予防に効果があると言われており、先ほどのビタミンCやその他の栄養素も含めて、芽キャベツはガン予防に適した野菜であると言えます。
こんな小さい芽キャベツがこれだけ栄養価が高いのは驚きですよね!
芽キャベツの葉っぱの美味しい食べ方
芽キャベツの食べ方としては、炒め物や煮込み料理など幅広く使うことが出来ます。キャベツと違い甘さだけでなく苦みもあるので、葉っぱであれば軽くで良いので下茹でするのがオススメです。下茹ですることで、灰汁を取り除けるので甘味を引き出すことができます。
炒め物に
炒め物の場合は、前述の通り苦みを抑えるためにさっと下茹でするのがオススメです。使い勝手の感覚としてはほうれん草に近い、と筆者は感じています。ベーコンやハムのような香りが立つものと相性が良く、炒め物だけでなくパスタなんかにも良いです。
煮込み料理に
シチューやポトフなどの煮込み料理に使う場合は、じっくり煮込むことで甘さを引き出すことができるので、下茹では不要です。
スープに
スープの具材にするというのも美味しい食べ方の一つです。スープを薄味にすることで、芽キャベツの持つ苦さを含めて芽キャベツ自体の味を味わうことができますし、逆にその苦みが苦手という人は、芽キャベツの下茹でをしっかりすることでその甘さを楽しむことが出来ます。
芽キャベツの葉っぱはどんな味がする?
芽”キャベツ”というだけあって、葉っぱにもキャベツの風味を感じることができます。また、芽キャベツはキャベツと比べると甘さだけでなく苦さもあるのが特徴です。生のままですと苦みが強いですが、一度下茹でなど熱を加えることで芽キャベツが持つ本来の甘さを引き出すことができます。
まとめ
今回は「芽キャベツはどこまで食べれる?葉っぱの栄養や美味しい食べ方も!」について紹介しました。捨ててしまいがちな葉っぱも実は食べられるということが分かりましたね!芽キャベツ本体だけでなく葉っぱにも栄養が豊富ですので、もし芽キャベツの葉っぱを食べる機会がありましたら、この記事を参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!